禁煙方法って結局どれが成功しやすいの?たばこをやめる方法まとめ

「健康や美容を考えるなら、たばこは絶対にやめるべき」

これは今や常識となっていますが、それが分かっていてもなかなか禁煙できないんですよね。私も2年前までは1日に20~30本吸っており、数回の挫折を経てようやく禁煙に成功しました。 

喫煙は、自分の健康や美容を損なうだけでなく、2次喫煙、3次喫煙の問題もあります。3次喫煙とは、服や車内などに付着したたばこの臭いを吸い込み、健康を害することです。私は以前「臭いだけなら大丈夫」と思っていたのですが、実はそうではないようです。(壁のタバコ残留物など「3次的喫煙」も健康に悪影響、米研究)

自分にも他人にも損しかない「たばこ」。では、現在のところ有効な禁煙方法は結局どれなのか?実際に「成功した」という話の多い方法をピックアップしつつ、考えてみたいと思います。

 

禁煙セラピー

費用・・・約1,000円

超有名な禁煙本。これを読んで禁煙したという人は数知れず。自分が禁煙に成功したときもこれが決定打になりました。

Amazonのレビューを見てみても、

日本のAmazon・・・レビュー数450以上で、平均4.5
アメリカのAmazon ・・・レビュー数1200以上で、平均星4.7
イギリスのAmazon ・・・レビュー数1080以上で、平均星4.7

と、高評価であることが分かります。

この本のポイントを簡単にまとめると

・著者のアレン・カーは33年間・1日100本吸う超ヘビースモーカーの状態から禁煙した人物
・「たばこを吸いたい」という洗脳を解いてくれる本。喫煙する人間心理を的確に分析しており、読むとたばこを吸うのが馬鹿馬鹿しくなってくる
・「たばこをやめたい」という意思のある人には効果大だが、やめる意思の無い人が読んでもおそらく効果は薄い 

禁煙の成功者には、この禁煙セラピー単独で禁煙した人、あるいは禁煙セラピーと他の方法を組み合わせて成功した人など、とにかく「この本は読んだことがある」という人が多いです。

禁煙する上で知っておくべき「重要な考え方」が身につくので、禁煙になかなか成功できない方は一度読んでおくことを強くお勧めします。 

禁煙外来(チャンピックス)

費用・・・約12,000円~19,000円(保険適用で)

12週間の間に5回の診察を受け、医師のアドバイスや禁煙補助薬の処方を受けながら禁煙を目指すというものです。

禁煙補助薬には「チャンピックス」が使われます。これはニコチンを含まない薬で、ニコチン切れの症状を軽くしたり、喫煙してしまったときにたばこが「不味い」と感じやすくします。

健康保険が適用されれば、自己負担分3割で治療が受けられます(約12,000~19,000円)。健康保険が適用される条件を満たしているかどうかはこちらで、健康保険が使える病院を探す場合はこちらで確認できます。  

ニコチンガム

費用・・・約14,400円(1個40円のガムを1ヶ月目6個/日、2ヶ月目4個/日、3ヶ月目2個/日 食べた場合)

ニコチンを補給して吸いたい気持ちを抑えます(Amazon楽天)。オバマ大統領はこれで禁煙したそうです。

普通のガムと噛み方が違うことに注意。正しい噛み方と使用上の注意はこちらでご確認ください。  

 

ニコチンパッチ

費用・・・約23,400円(ニコチネルパッチ20を6週間、ニコチネルパッチ10を2週間使用した場合)

体に貼ってニコチンを補給するタイプの補助薬。市販用はニコチネルパッチニコレットパッチシガノンの3社。使い方の詳細や使用上の注意はこちらからご確認を。 

ツイッター(コミュニティツール)

ツイッターなどのコミュニティツールを使って禁煙に成功する人もいます。「家族や友人、コミュニティーに禁煙を宣言したり、他人の目を利用することで禁煙成功率は上がる」という研究結果も複数報告されています。キャメロン・ディアスは喫煙しまくる自分に両親が本気で悲しみ、それに対する罪の意識で禁煙に成功したのだそうです。

ツイッターの場合、キンツブ禁煙ったーが禁煙補助ツールとして有名です。 

運動

運動で禁煙したと話す人もいます。特に呼吸を強く意識するヨガやピラティスは臭いに敏感になりやすいため、禁煙しやすいという説もあります。

海外だとシャーリーズ・セロンやジェニファー・アニストンなど、ヨガやピラティスで禁煙に成功している有名人がいます。  

電子タバコ

「ニコチンなしでたばこを止められる」ということで発売当初は爆発的に広まった商品(Amazon楽天)。しかし、FDA(アメリカ食品医薬品局)やいくつかの研究によって有害性も指摘されているため、少なくとも害がないとは思わないほうがいいだろう。個人的には、他の方法でキッチリ禁煙したほうがいいと思っている。

海外だとアシュリー・グリーンやキャサリン・ハイグルなどが、電子タバコで禁煙に成功したらしい。 

催眠療法

海外だとマット・デイモンやケイト・モスなど、催眠療法を受けにいって禁煙に成功したという有名人は結構多いが、日本ではそこまでメジャーではない。 

根性

なかには根性や精神論だけでやめたという人もいるにはいるのですが、私はこれで何度も挫折した経験があるため、お勧めしません。後に禁煙セラピーと出会い、禁煙に成功したとき、「禁煙は少なくとも自分の根性だけでやるもんじゃないな」と悟りました。 

まとめ

私は幸いにも数年前に「禁煙セラピー+ニコチンガム」で成功しました。禁煙してみてちょっと驚いたのは、予想以上に体の調子が良くなったことです。

喫煙によって実は少しずつ体調は悪化していたのですが、毎日喫煙してるとその状態が当たり前になるので、自分の体調が吸っていなかった時より悪くなっていることに気づけなかったのですね。それに気づいたのは禁煙して数ヶ月経った後でした。自分の場合、頭痛や吐き気、全身のだるさなどの症状がだいぶ改善しました。

どんな禁煙方法をとるにせよ、まずは禁煙セラピーで禁煙の心構えを築くのがいいと思います。スポーツでもビジネスでもそうですが、基本の心構えがしっかりしているとやっぱり成功しやすいです。その後、禁煙セラピーだけで禁煙できなければ、他の方法と組み合わせるのが良いかと思います。