二重あごの原因と解消法 (ためしてガッテン 2013年6月26日)

ためしてガッテンで放送された「二重あごの原因と解消法」の備忘録です。

 

二重あごには大きく分けて2タイプある

 

(1) 睡眠時無呼吸症候群を引き起こすタイプ

沈下した舌の根っこや首回りの脂肪が気道を塞いでしまうことで起こる。あごが小さいことによっても起こるので、太っていなくてもなる人がいる。

正面を向いた姿勢であごの先と喉仏の下にものさしを当て、そのとき指一本分の隙間があれば大丈夫。無い場合は睡眠時無呼吸症候群の恐れがある。

このタイプに関しては、以前の放送でも扱ったということで今回はこれ以上触れられませんでした。今回の放送のメインは次のタイプ。

 

(2) 肺炎になるタイプ

キーワードは舌骨(ぜっこつ)。喉仏から人差し指一本分ぐらい上にある骨。この舌骨の上には舌が乗っており、舌骨の下には筋肉があって舌骨を支えている。

人間の体はモノを飲みこむとき、舌骨が動くことで気道にフタをし、ちゃんとモノが食堂だけを通るようになっている。しかしあごがたるんで舌骨の位置が下がるとこれがちゃんと機能せず、口の雑菌がついたモノが気道にも入ってしまい、誤えん性肺炎(細菌が肺に入ることで起こる肺炎)を引き起こす場合がある。

原因は筋肉の衰え。筋肉が衰えることで舌骨をしっかり支えられなくなり、舌骨の位置が下がってしまう。

舌骨が下がると舌の位置も下がり、口上部に舌が触れにくくなることで雑菌が繁殖しやすくなってしまう。その結果、口臭や歯の抜けにつながることがある。

 

舌骨まわりの筋肉をテストする方法

ゴックンテスト(1)

喉仏のちょっと上に指を置いて唾を飲み込む。そのとき喉仏が指を乗り越えて移動すれば大丈夫。

 

ゴックンテスト(2)

30秒で何回唾を飲めるか。2回以下しか飲めないと危険な状態。

  

舌骨まわりの筋肉を鍛えて二重あごを解消する方法

1.口を大きく開いて10秒間キープ。これを5回、1日2セット。舌骨を持ち上げる筋肉を鍛えることができる。

2.あおむけに寝た状態から頭を上げ、つま先を見る。10秒キープして10秒休憩。これを3回、1日3セット。

他にも口を「大きく開けて話す」「歌を歌う」なども効果的。