読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

歯医者の選び方21のポイント

みなさんはこれから歯医者を選ぶとしたらどうやって選びますか?

歯医者の選び方は本当に様々だと思いますが、今回は私がいくつかの歯科医院をまわった経験や様々な情報源からの知識を元に、良い歯医者の選び方のポイントをまとめてみたいと思います。

 

良い歯医者を見つけるのは難しいか?

もし「良い歯医者を見つけるのは難しい・・・」と感じている人がいるなら、それは歯科の医療保険制度が原因かもしれません。

歯科の医療保険制度では、医療費が他の医科と比べてかなり低く設定されています。そのうえ、処置さえ行えば確実に報酬がもらえる仕組みになっています。治る・治らないは報酬に影響しません。

そのため、患者一人当たりの診療時間を短くし、患者数をできるだけ多くして、その分治療の質が落ちてしまっている医院もあります。処置を行えば行うほど収入になるわけですから、収入を増やすために削らなくてもいいはずの歯を削り、詰めなくてもいいはずの歯に詰め、抜かなくてもいいはずの歯を抜く、という悪質な歯医者もいます。

つまり現在の日本の歯科には、一人の患者さんを丁寧に・時間をかけて診る歯医者ほど儲かりにくいという一面があるのです。これが、患者本位の歯医者が増えづらいことに少なからず影響していると思われます。

良い歯医者の選び方 

公式ホームページに情報が十分掲載されている

その歯科医院のホームページを見たときに、院長の名前・顔写真・経歴、治療費などが掲載されていない場合は注意です。これらは患者を安心させ、信頼を得るために重要な情報です。にもかかわらず掲載していないということは、過去に何かやらかした院長だったり、一般的な相場からかけ離れた高額な治療費だったりと、何かしらうしろめたい理由があるかもしれません。

受付の態度が良い

受付の人の態度が悪い場合は、責任者である院長にも何かしら問題がある場合があります。患者本位の歯医者なら、患者との窓口である受付の教育もしっかり行っているはずです。あるいは医院が忙しすぎて(患者をとりすぎていて)余裕が無いのかもしれません。いずれにせよ、患者にとって何かしらマイナスの影響があると考えられます。

電話をしたときに明らかに受付の態度が悪いと感じたら、もうその医院は候補から外してしまっていいかもしれません。

施設や機器が豪華すぎない

医院の建物や部屋の装飾、高額な治療機器などが揃っているところは、その分大きな借金をしている可能性があります。借金を返済するために治療費を高く設定し、高額な治療に誘導したり、患者数を稼ぐような雑な診察・治療をしている場合もあります。

室内が清潔

トイレや待合室、診察室が汚い歯科医院は、気持ちが緩んでいるか、あるいは忙しすぎるのか、いずれにせよ患者にとってマイナスになる原因があると考えられます。

予約すれば待たされない

ちゃんと予約をしたのに待たされるということは、できるだけ多くの患者数を稼ごうとして患者1人あたりの時間を短く設定し、無理をしている可能性があります。良い歯医者は一人一人の患者にしっかり時間をかけるため、次の患者までの間隔を十分空けているはずです。

歯医者が多忙すぎない

歯医者やスタッフがあまりにも忙しそうにバタバタしている医院は、診察・治療が雑になっている可能性があります。

若い歯医者や研修医が少ない

大学病院に多いケースなのですが、若い歯医者や研修医が多いところは患者を練習台にしている場合があります。

説明と治療の時間を十分とってくれる

患者の治療に対する理解、正しい治療法の選択、治療の実行、そして患者自身の日常のケア、これら全てを合わせて「歯の治療」です。それらをちゃんとこなそうとすれば、説明や治療に時間がかかるのは当たり前です。短時間でパッと終わらせるのが良い歯医者ではありません。

 

説明が分かりやすい、質問に丁寧に答えてくれる

歯の治療において、あとで患者とトラブルが起きやすいのは、患者が治療の内容について理解・納得しないまま治療をしてしまったときです。その治療のメリット、デメリット、料金、リスクなどを理解しないまま治療を受けると、あとで「話が違うじゃないか!」ということになりやすい。

そういったトラブルを避けるためにも、良い歯医者は患者が分かるように説明してくれるし、こちらからの質問にも丁寧に答えてくれます。質問に丁寧に答える姿勢があるということは、治療に対して自信を持っているということでもあります。

ちなみに口内の写真を撮る歯医者もいます。これは後の経過をより分かりやすく患者に説明しようという工夫です。

こちらの目を見て話す

信頼できる歯医者は、ちゃんとこちらの目を見て話します。目を合わせずに話す歯医者は、あまり患者のことを考えていないのか、何か隠していることがあるのか、診察・治療に自信がないのか・・・何かしらマイナスの理由があるかもしれません。

こちらの予算を考えてくれる

歯科では保険適応の治療でできることは限られています。それ以上の治療をするとなると、一気に治療費が跳ね上がることもあります。ですから、予算の都合があったり、保険だけで治療したい場合は、そのことをこちらから伝えた方がいいでしょう。良い歯医者ならその予算内での治療法を提案してくれるし、もし予算内で無理なら「なぜ無理なのか」を説明してくれるはずです。 

高額治療をやたら勧めたりしてこない

インプラントなど、自費治療(保険が効かない治療)などの高額な治療を執拗に勧めてくる歯医者には注意が必要です。「このままでは将来大変なことになります」など、余計な不安を煽って高額治療に誘導しようとする歯医者もいます。

最終的にどの治療法でいくのかを決めるのは患者本人です。歯医者は患者がその決断をするためのお手伝いをしなければなりません。どんな治療の選択肢があるのか、それぞれのメリット、デメリット、費用、リスクなどをフェアに説明し、患者に決断を任せてくれる歯医者が望ましいです。

より得意な歯医者を紹介してくれる

歯医者にはそれぞれ得意分野があります。なので、良い歯医者は自分の得意分野でないとき「この治療なら自分よりもっと適切な人がいます」と教えてくれます。

せっかくウチに来た患者を他の歯科医院に取られたくない、と考えて無理に不得意な分野でも治療してしまう歯医者がいる中、自分の不得意を認め、正直に教えてくれる歯医者は良心的な歯医者といえます。

治療計画書を作成している

歯医者の中には、後々様々な理由をつけて追加費用を請求してくる悪質なところもあります。なので、何にどれだけの費用がかかるかを最初にキチンと書面にして明らかにしておくことが重要です。口だけの説明では不十分です。

保証書を発行している

入れ歯やインプラントなど、高価なものを作るときには保証書が発行されるのが普通です。しかし、歯医者ではこの保証書を発行しないところが結構あります。患者側には、「いざ失敗したとき、口約束だけではごまかされる可能性がある」という不安があるわけです。保証書を発行している歯医者は、患者の不安をできるだけ取り除き、トラブルを回避することを心がけていると考えられます。

マイクロスコープかルーペを利用している

根管治療(歯の神経や根っこの治療)を行う際に、マイクロスコープかルーペを使用すると、肉眼では見えない部分も見えるので治療の精度が上がります。

ラバーダムを利用している

ラバーダムというのは、根管治療などを行う際に歯に装着するゴムシートのようなものです。細菌の感染を防ぐために使うもので、外国の歯科医院では使うのが当たり前になっています。

しかし日本の場合、「保険診療ではラバーダムを使わない」という医院がかなり多いです。理由は、無料だからです。ラバーダムを使っても歯科医院の収入は増えません。それなのにラバーダムを使うと、ラバーダムの費用と手間で赤字になってしまいます。ですからラバーダムを使っている歯医者は、経営より患者の健康を優先するために、あるいは患者本位であることをアピールするために、赤字覚悟でやっているというふうに考えられます。いずれにせよ、細菌感染を防ぐためにラバーダムを利用している歯医者にかかりたいものです。

ラバーダムに関しては、このページなども参考になります。

予防をおろそかにしない

予防を完璧にするとその患者が二度と来なくなってしまう、あるいは予防そのものが儲からない、などの理由で、予防を熱心に行おうとしない歯医者もいます。良い歯医者なら、治療後の口内ケアの指導など、予防の手を抜かないはずです。

歯科技工士のせいにしない

歯科技工士とは入れ歯や差し歯を作る専門家です。歯医者の中には、入れ歯や差し歯が患者の口に合わなかったとき、それを歯科技工士のせいにしようとする人がいます。しかし、歯科技工士は歯医者が作成した指示書を元に作っているので、大元の責任はやはり歯医者にあります。その責任を歯科技工士だけに押し付けて逃げようとする歯医者には注意が必要です。

スタッフが滅多に変わらない

来るたびにスタッフがコロコロ変わるような歯科医院は、その医院の経営状況か院長の人柄に問題がある可能性があります。また、なにか治療で問題があったときも、「その担当者はすでにいないので・・・」という風に責任をうやむやにされてしまうこともあります。

以上、歯医者の選び方のポイントでした。少しでも参考になる部分があれば幸いです。